東宮御所(とーーごしょ)
 皇太子の現在の御住居で、赤坂御用地の中にある。赤坂御用地には東宮御所のほか秋篠宮邸、三笠宮邸、三笠宮東邸、高円宮邸がある

大宮御所
 貞明皇后の御住居であった。現在の東宮御所

京都御所
 明治元年東京に遷都までの皇居であって、従来即位の礼をあげられたところ。京都市上京区にあり、安政2年の再建にかかる

京都大宮御所
 京都御所の一部にあり、皇太后の御住居であった。慶応3年の再建にかかる

仙洞御所(せんとうごしょ)
 京都御所の一部にあり、「太上(だじょー)天皇(天皇譲位後の尊称)」の御住居であった。安政元年焼失して現在は庭園のみ残っている

修学院離宮(しゅくいんりきゅー)
 承応年間、徳川幕府が後水尾天皇のために築いたもので、名園として知られている。京都市左京区にある

桂離宮
 天正の末、豊臣秀吉が智仁親王のために築いたもので、名園として知られている。京都市右京区にある

御用邸(ごよーてい)
 天皇、皇后、太皇太后、皇太后の御別邸。那須御用邸、葉山御用邸、須崎御用邸、常盤松御用邸。
 かつては沼津御用邸(静岡県沼津市)もあった

正倉院(しょーそーいん)
 聖武天皇の御遺愛品を中心とする収蔵庫。奈良市にある

宝庫(ほーこ)
 正倉院御物を収めた木造、校倉造(あぜくらづくり)の勅封(ちょくふー)(天皇の御封=ごふー)の蔵。毎年、秋に曝涼(ばくりょー=虫ぼし)がある

聖語蔵(しょーぞー)
 正倉院の構内にある経巻の収蔵棟。木造、校倉造

正倉院御物(ぎょぶつ、ごもつ)
 正倉院に収納されている御物。古裂(これ)や器物など

東山御文庫(ひしやまおぶんこ) 
 後西天皇以後の御宸翰(ごしんかん)、お手許品等を収めてある勅封の蔵。京都御所内にある

御料牧場
 御料(ごりょー)に供する目的をもって牧畜を行っている宮内庁所管の牧場。かつては千葉県成田市に下総(しもーさ)御料牧場があったが、現在は栃木県塩谷郡と芳賀郡にまたがる地にある

埼玉鴨場(かもば) 新浜(しんはま)鴨場
 埼玉県越谷市と千葉県市川市にある鴨猟を行う猟場