大文字山から「京都」一望

京都タワー 京都駅
京都タワーと駅の大階段


 そうだ京都行こう! とふと思いついたので、今回は一切の珍スポットを排し、京都観光に出かけます。秋の行楽シーズンだしな。
 がしかし、いろんな寺をめぐって感想を書いたところで、あんまりおもしろくないので、京都の展望スポットに行ってみることにしました。京都を上から眺めて、全部見た気になる。
 あらかじめ結論を書いておきますが、今回の場所は日本有数の眺望スポットです!

 今回はけっこう忙しく、京都観光に使えた時間はわずか4時間。その時間で一体何ができるのか? ガイドブックもないので、まず、京都駅前の京都タワーに上ってみたよ。高さ131m(展望台は100m)。

京都タワーからの眺望
真っ先に目につくのが、やっぱり京都駅
(駅の屋上右手の黄色い部分が、大階段の最上段)


京都タワーからの展望、西本願寺 京都タワーからの展望、東本願寺
西本願寺(工事中)と東本願寺(工事中)

 やっぱり塔からの眺めはいいですな。目の前にいた修学旅行の高校生も、「ここが一番良かったな。あとは文化財ばっかりで……」と感動のコメント。たしかに高校時代に寺なんか見てもねぇ(笑)。そして俺も、もはや文化財には飽きている。

 で、ここからうっすら大文字焼きの「大」の字が見えて気づいたんですが、市内から「大の字」が見えるということは、「大」に行けば、市内全部が見られるのでは?
 そもそも大文字焼きって、火はどうやってつけるのかな? そう思った俺は、さっそく大文字山に行ってみることにしたよ。


大文字山
正面の山が比叡山で、その右下が大文字山

 一応、大文字焼きについて解説しておくと、毎年8月16日に死者の霊をあの世へ送るために行われるかがり火のことですな。
「大」「妙・法」「舟の形」「左大文字」「鳥居の形」の5つが行われるので、正式には五山送り火(ござんのおくりび)と言います。残念ながら、俺は見たことないですが。
 そして、どうやら一般人が普通に登れるのは大文字山、正確には「如意ヶ岳」だけみたい。

 この大文字山は、銀閣寺の裏山に当たります。で、まずは銀閣寺参拝。境内には観光客と修学旅行の高校生ばかりですが、ここから裏山に行く暇人はほとんどいませんな。

銀閣寺
銀閣寺の眺望

 で、いざ登頂開始。なんか単なる丘かと思ってたら、けっこうきついんですけど? 汗かいて死にそうなんですけど?

大文字山への道
山頂までの道はなかなかシブい

 途中、水源でのどを潤しつつ、だいたい30分くらい。ついに大眺望が開けました!
 お〜〜〜、これはすごい! 俺も相当いろんな眺望を見てきましたが、ここは日本でもベスト3に入ると思うよ!

大文字山からの眺望
京都が一望に! 手前は「大」の字の中心(すべての線の交点)の火床

大文字山 大文字山
「大」の右払い(左写真)と左払い

 ちなみに火床は全部で75カ所あり、「大」の1画目は長さ80m(19床)、2画目は160m(29床)、3画目は120m(27床)となっています。
 下の写真は、ここから眺めることができた「妙法」の「法」の字です。

大文字山

 いや〜、ここはホント素晴らしい場所です。超おすすめ。紅葉の時期だけに、是非行ってみてね!

制作:2006年11月13日

<おまけ>
 大文字焼きがいつ始まったのかはよくわかっていません。一説によれば、銀閣寺を建てた足利義政が亡き実子を弔うために始めたとされていますが、定説ではありません。
 さて、銀閣寺って、金閣寺と違って銀箔は貼られていません。ではどうして銀閣寺と呼ばれたのか? それは、丁寧に塗られた黒漆が、銀色に輝いて見えたからともいわれます。
 その黒漆ってどんなもんだか見てみたいですが、もちろん銀閣に接近することはできません。
 でだ。
 義政は銀閣完成前に死んでしまいますが、本人が実際に使った建物が残っているんですな。それがこの東求堂(とうぐどう)。義政(=東)が西方浄土(=西)を求めるということで名付けられました。この東求堂には、やはり黒漆が塗ってあります(右写真)。この漆が月明かりに照らされたとき、きっと信じられないくらい美しかったんでしょうね!

東求堂銀閣寺黒漆
東求堂と、障子に残された黒漆

広告
© 探検コム メール