楽天が生んだキャラ of 北沢楽天の世界

楽天が生んだキャラクター

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 楽天の漫画には非常に多くのキャラクターが登場します。具体的には、

・東京見物に出てきた2人組の田舎者「田吾作」と「杢兵衛」
・キザな西洋かぶれサラリーマン「灰殻木戸郎」
 (「ハイカラ気取ろう」のもじり)
・いたずら小僧「茶目」と「凸坊」(「お茶目」の語源)
・おてんば少女「とんだはね子」(日本初の少女が主役の漫画)

 などです。ウィキペディアによれば、「茶目」と「凸坊」は人形やカルタになり、日本最初期のキャラクタービジネスに育ったそうです。ほかには気の弱い「気野弱吉」(きのよわきち)とか意志薄弱な石野伯爵(いしのはくしゃく)とかいろいろね。

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 多くのキャラのなかでもっとも有名なのは、失敗ばかりする「丁野抜作」です。もちろん、「低脳・抜け作」のもじりから来ています。
 これはブルジョアとプロレタリアという、楽天が力を入れたテーマの中心人物で、プロレタリア側の代表として描かれています。愚直でとんまで、いつも「ヒカーン」(悲観)と唱えるも、翌日にはケロリと忘れてる存在。大正4年(1915)頃に「時事漫画」に登場し、20年近くにわたって活躍しました。

 このシリーズには、他に次のようなキャラが出てきます。

・丁野の遠縁で尊大な成金、愛妻家の「丙野茂平治」大尽
 (「へのへのもへじ」のもじり)
・丙野の妻で金遣いの荒すぎる万年若夫人
・丙野の執事でいつも丁野を騙す「洞尾吹三」
 (「ホラを吹くぞう」のもじり。出っ歯)
・口先だけの企業家で金のない「金輪梨郎」
 (「金は無しろう」のもじり。あごが長い)
・梨郎のひとり息子で苦労知らずの「金輪甘郎」
・高利貸しで稀代のケチ「慾野深三」
 (「欲の深そう」のもじり)

 というわけで、「丁野抜作」を中心に、作品を公開していきます。
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主要キャラが総登場!
中央に陣取るのが丙野大尽で、反時計回りに丙野の妻、洞尾吹三、金輪梨郎、慾野深三、金輪甘郎、丁野