戦争画という美術


仁川沖の海戦



 
かつて「海軍館」と呼ばれる美しい建物が渋谷区原宿3丁目にありました。現在の東郷神社の脇で、文字通り、帝国海軍の資料や文書等を収集し、保存・展示する唯一の建物でした。
 関東大震災で築地にあった「海軍参考館」が倒壊し、新たに原宿に建てたもので、昭和12年に完成しています。
 地上3階、地下1階の海軍館には海軍の模型やジオラマ以外に、多くの海戦画が展示されていました。

 戦後、海軍館は「海洋博物館」と改称して再開する予定でしたが、最終的に厚生省所轄の社会事業会館に姿を変えました(さらに日本社会事業大学に変身)。その過程で、収蔵物のほとんどが廃棄されたと言われています。
 そこで、本サイトでは海軍館の全貌を再現することにしました。

 一方、舞鶴には昭和18年にオープンした別の海軍館がありました。当時の資料は、現在、海上自衛隊舞鶴総監部内にある海軍記念館に移されているようですが、一般の目に触れることは少ないので、こちらも公開しておきます。

 こうした戦意高揚のための戦争画は、これまで「存在しなかったもの」としてタブー扱いされてきました。それは描いたのが当代一流の有名画家が多かったからです。


 本サイトは探検コムの別サイトですが、ここでは特に戦争画やデザインなど、戦争にまつわる美術作品を収集する「戦争美術館」として独立させています。

「平和を欲するなら、戦争を理解せよ」……
 20世紀最大の戦略家と呼ばれるイギリスの軍事評論家リデルハートの言葉です。

 本サイトはこの言葉を胸に、さまざまな戦争資料を公開していきます。