世界初公開! 地球最大の廃墟建築
 
 これは北朝鮮がもっとも見られたくない写真です。だって、この柳京ホテルは北朝鮮の威信をかけた建築物。なにせ高さ300メートル105階建て、約3000の部屋数を誇る超巨大ホテルなのだ。口が裂けても建築中止で廃墟とはいえないんです。でも、現実は設計ミスにと地盤沈下で建物が傾いているため、これ以上工事を続けられないそうな。

 ちなみにこの写真ですが、僕はガイドの目を盗んで近づき、シャッターを1枚切ったところで、強引に連れ戻されてしまいました。ですから、工事現場の写真はこれしかありません。最近のツアーでは、このホテルの近くにはまったく寄らないらしいので、とっても貴重なんだな。

 で、2003年5月6日、ニュースステーションがこのホテルをテーマに番組を作り、そこで、この写真がメインカットで使われました。実際、この工事写真は世界中の通信社にもほとんどありません。


タイトルバックだよ!

 さて、この柳京ホテルですが、最近まで北朝鮮のガイドブック&地図はもちろん、中国で発刊されてるピョンヤンの地図にもしっかり掲載されていました。


 朝鮮国際旅行社の地図(左)と中国の平壌地図(1999年)


 両方の地図とも、右下の普通門と右上の万寿橋から直線道路でつながってるのが分かると思います。さて、この場所はもともと何だったのか? 
 昭和5年(1930)の地図を見てみましょう。右下の普通門からの道は見あたらず、広大な土地が空いてます。


 
 北の方は水田が広がってますが、まぁ、川の近くということもあり、どう考えても安定した地盤とは思えません。こんな場所に高層建築を建ててどうする気だったんでしょうか??
(余談ながら、左上の「ヨツクルマルク」って何だろう。すごい気になる)

 
 さてさて、単なる廃墟を地図に載せる神経はいかがなものかと思っていたところ、ついに最近では地図から抹消されたという話を聞きました。当たり前といえば当たり前。

 ところが、2008年4月より建設が再開されたことが明らかになりました。
 一説には2012年の金日成生誕100周年までの完成を目指しているとされるますが、大丈夫なんでしょうかね?


せっかく人民が頑張ったのにねぇ……
(超レア! 建設工事中の写真)

更新:2003年6月22日