非難囂々の中、農水省のメンツだけで始まった長崎県・諫早湾の干拓事業。豊かな自然があっという間に破壊されたのは記憶に新しいところです。
で、この12月14日、農水省は計画変更を決定しました。事業見直しかと思ったら、2000年完成予定を2006年に延長した上、総事業費を2490億円まで増やすというめちゃくちゃな話。当初予算は1350億円だったから、当然のことながら「費用対効果」率が減少、1.03倍から1.01倍になってしまいました。それって、もはや税金の無駄以外何の意味もないんじゃないの?
この緊迫財政の中、つくづく不思議な国・日本。というわけで、現場写真を公開しておきます。
当然ながら大地は干上がって、貝の死骸が累々と続いています。

不思議だったのは、現地では意外なほど反対の声がなかったこと。やっぱり豊かな自然の中(悪く言えば田舎)にいると、それが破壊されることの怖さに気が付かないんでしょうか? 壊されてからだと遅いんだけど、地元民にとっては何の役にも立たない自然より、補償金の方がありがたいんでしょうね。ちょっと複雑な気分でした。