東京湾のアメリカ軍潜水艦を独占撮!
浦賀水道を行くアメリカの潜水艦。超望遠レンズで撮影に成功!
朝鮮半島有事の場合、
在日米軍が活躍するのは間違いありません。艦船はもちろんですが、巡航ミサイルを搭載した潜水艦も日本海へ集結することでしょう。
で、リゾートもかねて、横須賀へ向かう潜水艦を撮ってきました。航行中の潜水艦の写真は珍しいでしょ? ただし軍事知識には乏しいので、どんな種類なんだか、まったく分かりませんでしたが。
さてさて、本当は潜水艦に乗ってみたいんだけど、このご時世、なかなか機会がありませぬ。しょうがないので、とりあえず仮想体験。せっかくなので、帝国海軍の潜水艦だ!
鉄鯨部隊と称された潜水艦部隊
昭和17年、海軍の潜水艦に同乗した作家・山岡荘八は、艦内の様子をこう書いてます。
《まだ潜行してから30分余りしか経っていないのにもう狭い艦内の空気は吸いつくされたような気がして来る。殆ど夢中で部屋から部屋を見歩いていたのだが私はまだ一度も5尺6寸の自分の体を真直ぐに立てて歩いてはいなかった。頭上に低く張りつめられた無数のバルブと把手、部屋と部屋との間にある厚い鋼鉄の防水扉、しかもその防水扉を開くと、そこは直径3尺ほどの円穴になっていて、床を舐めるようにして通るのだ。
私の息苦しさはいよいよ増したと同時に居住を犠牲にして、すべてを対敵装備に振りかえた日本海軍伝統の必勝精神が、はじめてひしひしと私の胸を打って来るのだ》(『海軍戦記1』所収「潜水艦の索敵行」)
潜水艦の艦内
で、この潜水艦ですが、実は太平洋戦争中、もっとも役立たずだったという説があります。
戦時中、日本の潜水艦が沈めた敵船舶は100隻程度。片や、日本が失った輸送船は約2400隻。これでは、戦場に物資を運べるはずがありません。
本サイトが全面的に画像提供した
『太平洋に消えた勝機』(名著よ!)
によれば、
《海上輸送をめぐる戦闘を、世界の軍事用語では「通商破壊戦」という。だが、わが国の海軍筋が主導する戦史や戦争物語にこの言葉は出てこない。海軍の作戦構成要素に、「輸送」とか「後方兵站」という概念は存在しないのである……帝国海軍は、アメリカから日本までの長い海上輸送路をフリーパス同然に放置し、敵輸送船団は護衛艦もつけずに自由な航海ができた》
さらに、一時期、インド洋の制海権を握った日本が
《インド洋で英軍の補給路を断てば、カイロに武器、弾薬は届かない。また、ソ連軍の兵站も失われる》から、ドイツ軍はもっと優勢に戦えたのでは?
ということです。
アメリカ太平洋艦隊司令長官ニミッツはこう言ってます。
「古今の戦史において、主要な武器がその真の潜在力を少しも把握されずに使用されていたという稀有の例を求めるとすれば、それはまさに第2次大戦における日本潜水艦の場合である」
戦争の善し悪しはおいといて、なんだか納得のいかない負け方なのでした。
制作:2003年4月24日