「鉄道唱歌」第3集 付録
松島船あそび

鉄道唱歌「松島船あそび」
「鉄道唱歌」表紙


 明治33年(1900年)に発表された「鉄道唱歌」第3集の付録「松島船あそび」全文公開です。作詞は大和田建樹、作曲は奥好義です。

1
こげやこげやいざ船子(ふなこ)
鏡なせる海の上
波に浮ぶ八百の
島の影もおもしろや

2
見るがままに変(わ)りゆく
松のすがた岩のさま
前に立てる島ははや
あとに遠く霞(かす)みたり

3
雪のあした月の夜半(よわ)
あそぶ人はいかならん
みれどみれど果(はて)もなき
二子島(ふたごじま)の夕げしき

松島二子島
二子島

4
五大堂(ごだいどう)を右にして
瑞巌寺(ずいがんじ)の森ちかき
磯に船は著(つ)きにけり
暫(しば)しという程もなく

松島五大堂
松島五大堂


●震災後の松島についてはこちら【日本三景「松島」の誕生】


鉄道唱歌「松島船あそび」
「鉄道唱歌」松島船あそび原本

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