発掘アイヌ画像
〜「日本国尽」より〜
 明治5年(1872)に刊行された「瓜生氏日本国尽」巻之四・北海道11国よりアイヌ画像を公開しときましょう。

 ちなみに11国は下図左上より渡島(黄)、胆振(赤)、後志(緑)、日高(青)、十勝(赤)、石狩(黄)、天塩(赤)、北見(青)、釧路(緑)、根室(黄)、千島(緑)です。千島列島が当然のように領土になっている点に注目。なお、現在は檜山、渡島、後志、石狩、空知、日高、十勝、釧路、根室、網走、空知、留萌、宗谷、上川の14支庁になっています。

 この地にもとより住ひぬる土人は「アイノ」と名を呼びて、ただ山猟と漁を業とし知て、そのほかは一文不通・無知混沌。男女ひとしく被髪にて、木の皮・獣の皮を以て五体を包み衣服とす。女は顔に刺青し胸に鏡を掛けたるは、縄を結べる古の質素の風を見るごとし。



昆布を取る図
 


オットセイを捕る図

※膃肭臍(オットセイ)の肉は「薬用に供し其の毛皮は軟かにして甚だ高価なるものなり」(日本物産要覧・1901)とありまして、薬効としては、腰や膝を暖め癇を直す(「和漢三才図会」)そうです。
 



<おまけ>

函館の図(奧に見えるのは本州)