祝賀
 天皇・皇后両陛下が宮中において、式を用いてお受けになる皇族、高官、外国交際官及びその夫人のお祝い。「朝賀」「拝賀」は使わない

参賀
 天皇陛下または天皇・皇后両陛下が皇居内においてお受けになる一般国民のお祝い

親任式
 総理大臣、最高裁判所長官を任命する式(憲法第6条参照)

認証官任命式
 認証官を任命する式。「認証式」もよい(憲法第7条参照)

信任状奉呈式
 外国の大使・公使が信任状を奉呈する式(憲法第7条参照)
解任状奉呈式
 外国の大使・公使が解任状を奉呈する式

御(ご)会見 お会いになる
 いずれも外国人との御会見の場合をいう。「謁見」(公式の場合)、「引見」(非公式の場合)は使わない

お出まし
「出御(しゅつょ)」は使わない

御(ご)退席
 場合により「御(ご)退場」「お帰りになる」もよい。「入御(じゅょ)」は使わない

〔御(ご)〕祭典
「お祭」もよい
〔御(ご)〕親祭
 天皇が親しく祭典を行われること

御(ご)〔御(一っ)〕親拝
 天皇が親しく御拝礼になること
御(ご)拝礼
「御(ご)拝」もよい
御(ご)遙拝
御(ご)参拝

祭典をとり行われる
——祭をとり行われる
——の儀をとり行われる

玉串(たまし)
 例:「玉串をお供えになる」。お使の場合は「お使をつかわされて玉串をお供えになる」

幣帛(へいはく)
 三殿、神官、山陵等に奉納される布帛類をいう。「幣物(へいもつ)」ともいう
幣帛料
 幣帛の代りとして、その料を御奉納になるもの

神饌(しんせん)
 神に供える酒食
神饌料 
 神饌の代りとして、その料を御奉納になるもの
 例:「幣帛〔料〕及び神饌〔料〕を御奉納になる」

御(ご)代拝
 天皇、皇后、太皇太后、皇太后または皇太子に代って拝礼すること。
 例:「何某が御代拝を奉仕する」

新年祝賀の儀
 天皇、皇后が、元日に宮中で儀式を用いて皇族、高官、外国交際官及びその夫人から祝賀を受けられること
新年参賀
 天皇、皇后が、新年に皇居内で一般国民の祝賀を受けられること

講書始(こーしょはじめ)〔の儀〕
 新年に宮中で学者が天皇に御進講申し上げる儀式(皇室儀制令)
進講者
 選ばれて進講する者
進講者控(ひかえ)
 進講者に事故があるとき代る者
陪聴者
 お側で聞くことを許された者

歌会始(うたかいはじめ)〔の儀〕
 新年に宮中で行われる歌会(うたかい)の儀式(皇室儀制令)

御題(おだい)
 歌会始の歌の題

御製(ぎょせい)
 天皇のお歌。儀式では「大御歌(おーみうた)」という

皇后御歌(みうた)
 皇后のお歌。儀式では「后宮御歌(きさいのみやみうた)」という

読師(とくじ)
 歌会始の式を指導監督する役

講師(こーじ)
 歌をまず一回節をつけないでよむ役

発声(はっせい)
 初句を単独にうたい上げる役

講頌(こーしょー)
 第二句以下をそろってうたう役
講頌御人数(ごにんずー)
 講頌の役についた人々

読師控(ひかえ) 講師控 講頌控
 それぞれその役の者に事故があったとき代る者

召人(めしうど)
 歌を特に召された者
召歌(めしうた)
 召人が詠進した歌

選者(せんじゃ)
 詠進歌の中から選歌を選ぶ者
預選者(よせんじゃ)
 詠進歌の中から選ばれた歌の作者
選歌
 詠進歌の中から選ばれて披講(ひこー)される歌。「預選歌」ともいう

詠進歌(えいしんか)
 皇族及び一般国民から詠進した歌

天皇誕生日参賀
 天皇誕生日に皇居内で一般国民の祝賀を受けられること
天皇誕生日宴会
 天皇誕生日に宮中で立法、行政、司法各府の高官を招待して催される祝宴
天皇誕生日茶会
 天皇誕生日に宮中で各国大公使、内閣総理大臣、外務大臣及びその夫人を招待して催されるお祝いの茶会

園遊会(えんゆーかい)
 天皇、皇后が催される園遊会

四方拝(しほーはい)
 11日早朝、天皇が神嘉殿前庭で神官、山陵、四方の神々を御遙拝になる年中最初の御親拝

歳旦祭(さいたんさい)
 11日早朝、三殿で行われる年始の祭典

二日祭(ふつかさい)
 12日、三殿で行われる年始の祭典

三日祭(みっかさい)
 13日、三殿で行われる年始の祭典

元始祭(げんしさい)
 13日、年始に当って皇位の元始と由来を祝われる祭典

奏事始(そーじはじめ)
 14日、掌典長が祭典の事を天皇に申し上げる儀式

昭和天皇祭
 17日、皇霊殿で御親祭になる昭和天皇の御例祭

孝明天皇例祭
 130日、皇霊殿と山陵で行われる毎年の御忌日祭

祈年祭(きねんさい)
 217日、三殿で行われる新穀豊穣祈願の祭典

仁孝天皇例祭
 221日、皇霊殿と山陵で行われる毎年の御忌日祭

春(秋)季皇霊祭
 3月春分の日(9月秋分の日)、皇霊殿で御親祭になる御先祖祭

春(秋)季神殿祭
 同じ日、皇霊祭に続いて神殿で御親祭になる神恩感謝の祭典

神武天皇祭
 43日、皇霊殿と山陵で行われる神武天皇の御例祭

貞明皇后例祭
 517日、皇塞殴と山陵で行われる毎年の御忌日祭

節折(よおり)〔の儀〕
 630日と1231日に行われる天皇のお祓の式

大祓(おーばらい)〔の儀〕
 630日と1231日に神嘉殿の前庭で行われるお祓の式

明治天皇例祭
 730日、皇霊殿と山陵で行われる毎年の御忌日祭

神嘗祭(かんなめさい)
 1017日、賢所で行われる新穀感謝の祭典

鎮魂祭(ちんこんさい)
 1122日、綾綺殿(りょーきでん)で、天皇、皇后、皇太子の御安泰をお祈りする行事

新嘗祭(にーなめさい、しんじょーさい)
 1123日、天皇がその年の新穀を召し上がるに際して、まず皇祖始め神々に御親供(ごしんく)になる祭典。神嘉殿で午後6時からの夕(ゆーべ)の儀と午後11時からの暁(あかつき)の儀が行われる

賢所(かしこどころ、けんしょ)御神楽(みから)
 12月中旬、年末に際し賢所に御神楽を奉納される祭典

天長祭(てんちょうさい)
 1223日、天皇のお誕生日を祝し、三殿で行われる祭典

大正天皇例祭
 1225日、皇霊殿と山陵で行われる毎年の御忌日祭

除夜祭
 1231日、三殿で行われる年末の祭典

旬祭(しゅんさい)
 毎月1日(1月を除く)、1121日、三殿で行われる祭典

式年祭
 崩御の日から一定の年を期して行われる祭典

奉幣(ほーべい)の儀
 神宮、山陵等に幣物(へいもつ)をお供えする祭典

御鈴(おすず)の儀
 賢所で天皇が御拝礼になる際に内掌典(ないしょーてん)が鈴を振って奉仕する式

御神楽(みかぐら)
 神霊を慰めるために行われる神楽

東游(あずまあそび)
 駿河国の風俗舞から出た神事舞で、現在は春秋の皇霊祭及び神武天皇祭などに皇霊殿の庭上で行われる雅楽の一種

御告文(おつぶみ)
 神に対し天皇がお告げになるお言葉。皇太子以下の場合には単に「告文(こくぶん)」という

御祭文(ごさいもん)
 勅使が神宮、山陵、神社等で読む祝詞(のりと)

御手水(おてみず)
 拝礼のときお手を清める水

御親供(ごしんく)
 天皇が自ら神饌をお供えになること

神楽歌(からうた)
 神楽に合わせてうたう歌

御直会(おんなおらい)
 神事が終って神酒及びお供えをおろしていただく酒宴

御扉(おとびら)
 三殿の正面の扉

祝詞(のりと)
 神前で申し上げる詞

内陣(ないじん)の御座(ぎょざ)
 三殿の内陣に設けられてある御拝座

簀子(すのこ)
 三殿のまわりの板敷の廊下

荒世(あらよ)の具
 節折(よおり)の際の荒御魂(あらみたま)の祓具(はらい=御服、御麻(みぬさ)、竹、つぼ)
和世(にごよ)の具
 節折(よおり)の際の和御魂(にみたま)の祓具(はらい=御服、御麻(みぬさ)、竹、つぼ)

御贖物(みあかもの)
 紅白の絹を用いる祓具の一種

祓所(はらいどころ)
 祓の行事を行う場所

神座(しんざ)
 神の降りられる座

齋火(いみび)
 神事用の浄火。檜の板ときりでもみ出す火

燈燎(とーりょー)
 殿内のともしび。燈油と燈心を用いる

庭燎(ていりょー)
 庭火(にわび)。松薪をたく

隔殿(かくでん)
 神嘉殿内中央の間に対し、その両側にある場所

脂燭(しそく)
 萱(かや)の枯れたものを束ねて心とし、それにろうを塗ってつくるたいまつ

警蹕(けいひつ)
 先払いの声

辛櫃(からひつ)
 神前に奉納する幣物(へいもつ)を入れる器物